E.Terton 譜久島譲

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ソプラノ・リコーダーです。
1999年 譜久島譲製作、テルトン・モデル・
黄楊材,着色。a'=415Hz

テルトンは本来は高音域の発音に難がある楽器なのだが、それを嫌って、頭部管の内径を狭め ヴォイシングを改変してある。
その影響で、音色もテルトン本来の太くてホワイトノイズを含んだ柔らかさとは異なり、細く密度の高いものになった。

これらの改変は製作者と試行錯誤しながらおこなったのだが、結果、大変に上質の楽器に仕上がった。

ところが、改変したデータを計測保存していないので、フクちゃん(我々リコーダー奏者は譜久島氏のことを尊敬と愛情を込めてこう呼んでいる)がテルトン・ソプラノの注文を受ける度にこの楽器を製作者に貸し戻さなければならない。
フクちゃんはデータに基づいてではなく、勘と見た目でリコーダーを作るようなのだ。

今日もこの楽器は製作者のもとに戻った。(2004.7/30)
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by flauto_diritto | 2004-07-05 18:47 | 楽器 | Comments(2)
Commented by flauto_diritto at 2004-07-31 00:26
楽器の説明、書き足しました。
Commented by willowwind at 2004-08-03 00:21 x
こんばんは。blogの探索の仕方がようやくわかってきました!この楽器たちはリサイタルに登場した楽器ですか?リコーダーのかたち、美しいですね。好きな楽器だからそう思うのかもしれませんが、”必要でかつ十分なもの”だけが備わっているように思います。
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