こんど本番で使う楽器の調整のために所沢の譜久島リコーダー工房に。
上の写真のように大変に雑然とした作業台。
工房主のフクちゃん(我々リコーダー奏者は尊敬と愛情とを込めてこう呼んでいる)は、この木屑まみれの部屋で、目分量と指で触った感触をもとに調整してくれる。
今日訪問した時には、後から来る笛吹きのためのリコーダーの中部管の内径調整をしていた。当然おおよその勘に従って。しかも、この工房主は、雑談をしながらの方が手がはかどるのである。今作業しているその楽器に関する話だけでない。むしろ、「こないだの仕事がさあ」とか「あそこで食ったあれが旨くて」とか全く関係ない話題のときの方が良い仕事ができてる気さえする。
常連客である我々は、何をどこまでどうしたらいかなる結果が得られるか、という実験のモニターになっているのだが、素晴らしいのは、その実験がほとんどいつも的を射ていて、好ましいものとして手渡されるところにある。
今回持ち込んだのは3月の本番で使う
ソプラノ、
アルトとヴォイスフルートの3本。簡単な調整だったので、他愛ないおしゃべりとともにするすると仕事は進み、良いコンディションを取り戻した。
その後は、いつものごとく宴会。今回は北陸方面の海の幸がメインでした。
飲み会をする一階のチェンバロ部屋は整然としています。