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Stanesby Sr. a'=402, 譜久島譲 2012年

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所沢のフクちゃん製作のステインズビィ Sr. モデルのアルトリコーダー。
2012年7月30日に受け取り。
黄楊(ツゲ)。シングルホール。修正オールドフィンガリング。a'=402Hz。
ブリュッヘン・コレクションの有名なやつをF. モーガンが計測した図面に基づく。

今年の夏の大きな仕事のために少し前に注文していたもの。
フクちゃんがこのモデルを作るのは初めて。受け取った当初は本当に図面通りの内径。しかしモーガンの図面にも問題があって、指穴のアンダーカットが計測されていなかったり、ウインドウェイの出口の数値が書き込まれていなかったり。また、オリジナルがダメージを受けているのか手を加えられてしまっていたのか、フクちゃん曰く、内径の形状にどう見ても納得いかないおかしなところがある。

しかし、兎にも角にも手元にある図面通りに作られたものを受け取った。

ところがこいつが色々と問題ありで、吹き慣らしをしながら毎週通って修正を試みた。楽器が慣れていないから吹きづらいというだけでなく、音程にも鳴りにも音量にも様々な問題があった。修正に際して、木下氏製作の同じモデルのものを計測して比較しながら作業した。

木下氏のアイデアを採用したところも、そうでないところもある。
その結果、譜久島ステインズビィSr. は木下のそれとはかなり違う個性の、しかもとても良い楽器となった。当初は右手薬指サポート有りのオールドフィンガリングだったが、最終的にはサポート無しの修正オールドになった。
ちゃんと使えるような感触を得たのは8月末。9月上旬の仕事に間に合って本当に良かった。

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by flauto_diritto | 2012-07-30 14:00 | 楽器 | Comments(0)