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所沢のリコーダー工房

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こんど本番で使う楽器の調整のために所沢の譜久島リコーダー工房に。

上の写真のように大変に雑然とした作業台。
工房主のフクちゃん(我々リコーダー奏者は尊敬と愛情とを込めてこう呼んでいる)は、この木屑まみれの部屋で、目分量と指で触った感触をもとに調整してくれる。

今日訪問した時には、後から来る笛吹きのためのリコーダーの中部管の内径調整をしていた。当然おおよその勘に従って。しかも、この工房主は、雑談をしながらの方が手がはかどるのである。今作業しているその楽器に関する話だけでない。むしろ、「こないだの仕事がさあ」とか「あそこで食ったあれが旨くて」とか全く関係ない話題のときの方が良い仕事ができてる気さえする。
常連客である我々は、何をどこまでどうしたらいかなる結果が得られるか、という実験のモニターになっているのだが、素晴らしいのは、その実験がほとんどいつも的を射ていて、好ましいものとして手渡されるところにある。

今回持ち込んだのは3月の本番で使うソプラノアルトとヴォイスフルートの3本。簡単な調整だったので、他愛ないおしゃべりとともにするすると仕事は進み、良いコンディションを取り戻した。

その後は、いつものごとく宴会。今回は北陸方面の海の幸がメインでした。a0012728_021340.jpg



飲み会をする一階のチェンバロ部屋は整然としています。
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by flauto_diritto | 2010-02-22 23:36 | 楽器 | Comments(0)

ふきのとう

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近所の空き地は、生えるに任せて草ぼうぼうだったのだが、ちょっと前に全て刈り取られロープで囲われてしまった。
今までいろんなものが生えていて、なかなか楽しかったのだが。傘に出来そうなほど大きな里芋の葉だとか、次第に大きくなり色付いてくるカボチャ(誰か取って食べたのかな)だとか、夏場時間によって色を変える酔芙蓉だとか、黄色ピンク入り混じったオシロイバナだとか。
でも、冬枯れに乗じて一気に刈られ平らな地面になった。そろそろ何か建てられるのだろうか。

しかし、良く見ると、地面にへばりつくようにフキの葉とふきのとうが。
ちょっと開いているから食べるには遅いかなあ。
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by flauto_diritto | 2010-02-17 13:28 | Comments(0)

ハンス・コールスマ

楽器自慢?が続きます。
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言わずと知れたハンス・コールスマのアルトリコーダー。
1年半ほど前に新品をバーゲンで格安で入手。
お店で見たときには全く買う気はなかったのに、試奏してみて一瞬にして心変わりし、ローン組んで買ったのでした(既に払い終えてます)。

偉そうなハードケースに入っています。メーカー名の金属プレートが高級感を増幅させています。クラリネットとかだとこういう箱の方が多いんでしょうが、リコーダーではめったに見ません。

グレナディラに本象牙。a'=445ぐらいか、いやもっと高いか。何せ毎度3mmかそれ以上ヘッドジョイントを抜いて使っています。このピッチの高さはベルリンフィル対応なのでしょうか。寒い日にもピッチの心配なく使えるようにという配慮でしょうか。いや、この材質の笛を冷たいまま吹いたらすぐさま割れてしまいそうなので、寒冷対策ピッチではないよな。

コールスマ独特のツンツンした音色。材質のせいもあって、なお一層鋭く硬く切り裂くような感触の吹き心地。いかにもモダンリコーダー。60年代のブリュッヘンがこの音色だったよなあ。
下のaの鳴りの悪さと低めの音程、上のhの上ずり加減など、コールスマ独特の問題点はあるけれど、モダンリコーダーだと思ってモダンな曲を吹くと素晴らしく楽しい。
鋭いのは音色だけでなくて、外形の旋盤細工の精度が高すぎて、組み立てたり分解したりするときにうっかりリングの尖った所に触るとピリピリ痛い。

最近、所有する楽器の、象牙装飾比率が高まってきました。
昔は、象牙付きの笛(細いリングだけではなくて、くちばし部分やジョイントの樽などがすっぽり全部象牙になっているタイプ)は遠い憧れだったのに。
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by flauto_diritto | 2010-02-12 17:18 | 楽器 | Comments(0)

Stanesby Sr. a'=402 木下邦人

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昨年末にとあるコレクターの方から購入したアルトリコーダー。
1985年木下邦人製作 ステインズビィSr.モデル 
黒檀(エボニー)+象牙 シングルホール 修正オールドフィンガリング a'=402
ブリュッヘンコレクションの形状(内径も外形も)で、ホーニマン博物館収蔵品と同じタイプの象牙装飾。

このところずっと吹き慣らしをしている。
ものすごく狭いウインドウェイのせいなどもあって、重い吹き味。シングルホールのためか、低いg'やa'の鳴りが秀逸。しかし、高音域の発音はかなり難しい。今までほとんど使われていなかったようで、まだまだ楽器がなじんでこない。使いづらいことこの上ないのだけれど、音色感が素晴らしい。ジョイントがコルク張りですが、そのうち糸巻きに変えようと思っています。


1985年完成というと、愛用の黄楊製Stanesby Sr.415とほぼ同じ頃に完成した楽器ですね。
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パーツごとに並べて撮影してみましたが、ちょっと大きさが違うのがわかりますか?黄楊のやつもそんなに楽な笛ではないのだけれど、この黒檀象牙からしたら扱いやすい楽器です。


いつも使っている木下氏製作のBressanと比較してみました。(パーツごとに 左がStanaesby 右がBressan)
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元々Bressanの方が短足なうえにピッチも上げてあるので、足部管のサイズがかなり違います。また、象牙装飾の様子が異なっているのもご覧いただけますね。


今回のこのリコーダーがコンサートなどでお聴きいただけるのはいつのことになるのでしょうか。

ちなみにホーニマンのは
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by flauto_diritto | 2010-02-07 22:22 | 楽器 | Comments(0)