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南禅寺

前回唯一訪問できた法然院にちらと入り(法然院はどんなに長い時間居ても飽きることが無いので今回は敢えて短時間の訪問)、昼食にうどんを喰らい、南禅寺まで歩く。
ガイドをしてくれた京都在住チェンバロ奏者が、「南禅寺」まで行きましょう、と言うので、その言葉に従って哲学の道沿いを歩く歩く。

ようやく到着した南禅寺の門
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そして、琵琶湖の水を引くレンガ造りの橋
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帰りはタクシーに乗ってしまう。
銀閣寺付近まで戻って食べたカキ氷美味しかったなあ。
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by flauto_diritto | 2004-07-29 00:59 | 散歩 | Comments(0)

銀閣寺

今回、リハーサルで何度か京都を訪問したものの、観光する時間の余裕が全く無かった(1回だけ夜バーに飲みに行っただけ)。

7月26日に大阪でのリサイタルを終えてツアー日程を終了した翌日に京都で散歩。
炎天下歩く歩く・・・。
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まずはチェンバロ奏者の家の近くにある銀閣寺へ。
山沿いの敷地は参道より涼しい。
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一般的な構図での銀閣
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by flauto_diritto | 2004-07-29 00:35 | 散歩 | Comments(0)

福岡

福岡、Jaquesのケーキたち。
モンブラン、ブルーベリーのムース、カラントのタルト。
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休憩時間に。
美しく 美味しい、心が豊かになるケーキたち。
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by flauto_diritto | 2004-07-24 00:58 | おいしいもの | Comments(5)

2004年リサイタルのプログラムノート

2004年 小池耕平リコーダーリサイタル

7/17(土)東京オペラシティ「近江楽堂」(Cプロ、Aプロ)
7/23(金)福岡 あいれふホール(Aプロ)
7/25(日)宇部 緑橋教会(Bプロ)
7/26(月)大阪 OAP アートコートギャラリー(Bプロ)

リコーダー:小池耕平
チェンバロ:三橋桜子
ヴィオラ・ダ・ガンバ:譜久島譲(Program Aのみ)

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プログラムと解説文

Prpgram A(オール・テレマン・プログラム)

Georg Philipp Telemann(1681-1767)
ゲオルク・フィリップ・テレマン

1:Recorder Sonata C major (Essercizii Musici)
 リコーダーソナタ ハ長調 (音楽練習曲集)
Adagio/allegro/adagio/allegro - Larghetto - Vivace

2:Recorder Sonatina A minor (Neue Sonatinen)
 リコーダーソナティーナ イ短調 (新しいソナティーナ集)
Andante - Allegro - Andante - Presto

3:パルティータ 4番 ト短調(小室内楽曲集)
Grave - Aria1(Allegro) - Aria2(Allegro) - Aria3(Tempo di Minue.)
- Aria4(Allegro) - Aria5(Tempo giusto) - Aria6(Allegro assai)

4:Recorder Sonata C major (Der getreue Music=Meister)
 リコーダーソナタ ハ長調 (忠実な音楽の師)
  Cantabile - Allegro - Grave - Vivace
  
~~~~~休憩~~~~~

5:Trio B♭ major (Rec & Cem/Essercizii Musici)
 リコーダーとオブリガートチェンバロのためのトリオソナタ 変ロ長調(音楽練習曲集)
Dolce - Vivace - Siciliana - Vivace

6:2 Fantasias for a Recorder without Bass
 無伴奏リコーダーのための2つのファンタジア
  No.2 C minor 第2番 ハ短調
   Grave - Vivace - Adagio - Allegro
No.6 F minor 第6番 ヘ短調
   Dolce - Allegro - Spirituoso

7:Trio F major (Rec & Gamba/Essercizii Musici)
 リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのためのトリオソナタ ヘ長調 (音楽練習曲集)
Vivace - Mesto - AllegroPartita no.4 G minor (Kleine Cammer-Music)
 

8:Recorder Sonata F minor (Der getreue Music=Meister)
 リコーダーソナタ ヘ短調 (忠実な音楽の師)
Triste - Allegro - Andante - Vivace


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聖職者の家系に生まれたテレマンは、決して音楽的な環境に育ったとは言えないが、幼い頃から音楽の才能を発揮していた。ヴァイオリンとリコーダーを独習していたが、10歳の頃にごく僅かだけ歌唱と鍵盤楽器のレッスンを受けたらしい。楽器演奏のみならず作曲も全くの独学で、このとき以外にレッスンを受けたことは無いと自伝で述べている。その早くからの才能は12歳で初めてオペラを作曲するほどで、このオペラは当時舞台で上演されている。

学業の傍ら音楽活動を続けるが、母や親戚の反対に会い、音楽の道を諦めてライプツィヒ大学で法律の勉強をすることになる。しかしそのライプツィヒでも周囲はテレマンの音楽的才能を放ってはおかない。テレマンは改めて音楽の道を進むこととなる。
1702年20歳で新教会の音楽監督になり、また大学生のメンバーからなる『コレギウム・ムジクム』(このグループは後にこの地にやってくるバッハとともに演奏をすることになる)を設立し、その上オペラの作曲上演まで手がけるなど、大活躍をはじめた。

1704年にテレマンはゾーラウのプロムニッツ伯の宮廷楽長となった。当時の階級社会の中で貴族の宮廷音楽家になるという上昇志向を持つのは、当然のことである。彼はここでポーランドの音楽を知る。宮廷では野蛮な音楽として評価の低かったポーランド民俗音楽に魅せられたテレマンは、ポーランド音楽に絶大な賛辞を寄せており、また、自分の音楽上のスタイルは第1にポーランド様式だとさえ言っている。テレマンの作品に東ヨーロッパ風の色彩が色濃く聞こえるのはこのためである。しかしこういった異国趣味は、17世紀末以降のフランス(この場合はトルコだったりスペインだったり)や、18世紀後半のオーストリア(モーツァルトの作品にも見られるトルコ趣味の流行)などにも見られるものである。どんなときにも異国趣味は主流の音楽様式の中に一味変わった風味を与えるスパイスのように使用されているのであって、テレマンの作品もベースにはフランス風、イタリア風の先進国の形式が置かれているのだ。

当時の音楽家はより地位の高いあるいは条件の良い仕事を求めて転職していくのが常であった。テレマンもライプツィヒの後、アイゼナッハ宮廷(1708~/当初楽師長その後楽長)、自由都市フランクフルト・アン・マインの楽長(1712~)と渡り歩いて、最終的には自由都市ハンブルクの音楽監督に落ち着く。(1721年~1767没年まで)。

現存するテレマンのリコーダーソナタは全て彼自身によって出版されたものであり、「忠実な音楽の師」(1728)、「新しいソナティーナ集」(1731?1732?)、「音楽練習曲集」(1739)という3つの曲集に収められている。また、本日演奏する2曲のトリオソナタも「音楽練習曲集」からのものである。

「忠実な音楽の師」は世界初の定期刊行物としての楽譜集である。1728年11月13日から729年11月1日までのほぼ1年間に、毎号4ページのリーフレットで14日おきに発行された。各号は「レッスンLectio」と題され、全25号、全てそろうと100ページの楽譜集になる。多楽章からなる作品は数回に渡って連載され、毎号4、5曲程度掲載されている。テレマンの作品を載せるのみならず投稿も募っており、バッハ、ゼレンカ、ピゼンデル、などの作曲家が投稿している。
本日のプログラム 5曲目リコーダーソナタ ハ長調と 9曲目リコーダーソナタ ヘ短調はこの「忠実な音楽の師」のなかの作品である。
ハ長調のソナタはレッスン19からの連載。ひとつの楽器を特定せず、いくつかの楽器から選択して演奏できるようにしてある曲が多いこの出版物の中で珍しくリコーダーだけを特定したソナタ。リコーダーの音域をフルに使いその魅力を存分に引き出した音楽。歌にあふれた緩徐楽章。同音反復や連続するトリルあるいは幅広い跳躍音形などテレマンがリコーダーに要求する技巧の見本市のようなスポーティーな急速楽章。
ヘ短調のソナタはレッスン11からの連載されたファゴット又はリコーダーのためのソナタ。2オクターヴも音域が違うのに、テレマンにはこの二つの楽器の互換性を認めたものが多い。このソナタはテレマンのすべての器楽作品の中でもっともシリアスで深い内容を持っているといえるだろう。Triste(悲しみ)を表す半音階進行が特徴的な第1楽章。変則的な長さのフレーズと風変わりなリズムでいかにもポーランド風の味わいを持った第2楽章は長大なダ・カーポアリアの形式。第3楽章に頻出する下降音形は諦めの気持ちや流れ落ちる涙の象徴か。第4楽章は躍動するポロネーズのリズム。

「音楽練習曲集」(1739)はテレマンが自分で製版し出版した最後の曲集で、12曲のソロソナタと12曲のトリオソナタからなっている。練習曲集Esserciziiというタイトルはこの曲集出版の前年にロンドンで出版されて大きな反響を呼んだD.スカルラッティのソナタ集のタイトル“Essercizi”)に触発されたのかもしれない。
リコーダー、ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバの他、それまでは通奏低音楽器として合奏の中では脇役だったチェンバロがトリオソナタの旋律楽器として他の楽器と対等に扱われているのが目新しいところである。
この曲集からは2曲のリコーダーソナタと2曲のトリオソナタを演奏する。
リコーダーソナタハ長調は、トッカータの形式の第1楽章に始まる。シチリアーナ風の第2楽章はメランコリックで歌唱的である。最終楽章はテレマンらしいヴィルティオージティの爆発。
リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのためのトリオソナタ ヘ長調では、ガンバが通奏低音から開放されて、中音域のメロディー楽器としてリコーダーと対等に渡り合う。リコーダーとチェンバロのためのトリオソナタ 変ロ長調においてのチェンバロはメロディーを奏でるだけにとどまらず、鍵盤楽器らしい分散和音の連続するパッセージや強烈な和音を連打したりもして、リコーダーと全く異なる役割での独奏楽器としての側面も見せてくれる。

「新しいソナティーナ集」(1731 or 32)は6曲からなるが、1968年にメロディーのパート譜が発見された後も、そのうちのトラヴェルソ又はヴァイオリン用の4曲は未だに通奏低音の楽譜が失われたままである。残りの2曲、リコーダー又はファゴット又はチェロ用、はヴァイオリン用に音域を合わせて書き換えた通奏低音付の筆写譜が見つかって(1996出版)ようやく演奏が可能となった。
ソナティーナというタイトルにもかかわらず、この曲集には小規模な曲や内容の薄い音楽は見られない。リコーダーソナティーナ イ短調の第1楽章は同じ音形を繰り返すオスティナートバスの上に、滑らかに進むかと思えば不意に立ち止まるリコーダーが乗る、多感様式の影響が強く感じられる音楽。急速楽章はポーランド風。

「小室内楽曲集 Kleine Cammer-Music」(1716)はテレマンがフランクフルト時代に自身で出版した曲集で、このタイトルはドレスデン宮廷の楽団の名前に由来している(当時ドレスデンにはヨーロッパ中からそうそうたるメンバーを集めた常設の大オーケストラGrosse Cammer-Musique「大室内楽団」が有り、そのピックアップメンバーからなる小室内楽団Kleine Cammer-Musiqueが有った)。6曲の組曲Partitaからなるこの曲集は出版されたものとしては大変珍しいことにオーボエのために書かれており、ドレスデンのオーボエ奏者ラ・リッシュら4人のオーボエ奏者に献呈されている。全ての組曲は遅いテンポの第1曲の後に6つのアリアが連なっている。アリアは様々な舞曲や歌曲の様式を採っているがそれが明言されていることは少ない。また、組曲ごとの楽章構成の統一性も無い。

テレマンは1732年から35年にかけて無伴奏(通奏低音なし)のひとつの楽器のためのファンタジアを相次いで出版している。フルート・トラヴェルソのための12のファンタジア(1732)、チェンバロのための36曲(1732/33)、ヴァイオリンのための12曲(1735)、ヴィオラ・ダ・ガンバのための12曲(1735、現存せず)。本日演奏するのは、フルート・トラヴェルソ用のものを短3度高く移調したものである。


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プログラムC(オールテレマン・ショートプログラム)

Georg Philipp Telemann(1681-1767)
ゲオルク・フィリップ・テレマン

1:Recorder Sonata B ♭major (Der getreue Music=Meister)
 リコーダーソナタ 変ロ長調 (忠実な音楽の師)
Largo - Allegro - Largo - Vivace
  
2:Recorder Sonatina C minor (Neue Sonatinen)
 リコーダーソナティーナ ハ短調 (新しいソナティーナ集)
Largo - Allegro - Dolce - Vivace

3:Partita 1 B♭ major (La petitte Musique de Chambre
 パルティータ 1番 変ロ長調(小室内楽曲集)
Con Affetto - Aria1(Presto) - Aria 2(Dolce) -Aria 3(Vivace)
- Aria 4(Largo) - Aria 5 - Aria 6 (allegro)

4:Recorder Sonata F major (Der getreue Music=Meister)
 リコーダーソナタ へ長調 (忠実な音楽の師)
Vivace - Largo - Allegro

5:Recorder Sonata D minor (Essercizii Musici)
 リコーダーソナタ ニ短調 (音楽練習曲集)
Affetuoso - Presto - Grave - Allegro


「忠実な音楽の師」リコーダーソナタ変ロ長調(1)は全ての楽章がカノン(リコーダーとチェンバロが同じメロディーを追っかけっこする)で書かれている。しかし、そう意識して聞かないとわからないほどに自然な流れを持った音楽。
リコーダーソナタ ヘ長調(4)はリコーダーを吹いたことが有る人なら必ず知っている、いや知っているだけではなく吹いたことがあるはずの有名曲。世界初の定期刊行楽譜集である「忠実な音楽の師」の第1巻の第1曲目がこのソナタだということを世のリコーダー吹きは誇りに思ってよいだろう。
「新しいソナティーナ集」(2)に含まれる2曲のリコーダーソナティーナは1996年に通奏低音付の楽譜が発見されたことでようやく本来の形での演奏が可能となった。頻繁に変化する表情をもった音楽はひとつ後の世代の音楽(多感様式)の様相を見せている。
「小室内楽曲集」(3)は出版された曲集としては珍しく、オーボエのために書かれたもの。テレマンは、なるべく平易な書法の短い曲で構成した、と述べているが、音楽の質が低下していないのがテレマンの凄いところだ。本日はオーボエではなくソプラノリコーダーで演奏。
テレマンが自分で製版・出版した最後の曲集(この後出版事業からは手を引くテレマンではあるが、その死に至るまでの約30年間旺盛な作曲活動を続ける)「音楽練習曲集」の中のリコーダーソナタ ニ短調(5)は遅い楽章には嘆きの声や悲痛な叫びがあふれている。速い楽章ではリコーダーが攻撃的なほど絶え間なく動き回り時に応じて通奏低音がそれに反撃する。終止が来そうな箇所にも解決が来ずに引き延ばされることがしばしばで、異常なほどの緊張感に溢れた音楽である。
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by flauto_diritto | 2004-07-17 19:00 | 音楽 | Comments(1)

CD出ました

発売が遅れていましたが、ようやくCDが出ました。

『G.Ph.テレマン:リコーダーソナタ全曲』
製造・発売元:コジマ録音 税込価格¥3045(税抜価格¥2900)
ALCD-1059
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by flauto_diritto | 2004-07-15 11:12 | 音楽 | Comments(11)

休憩時間

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目白での休憩時間。
珈琲の美味しい喫茶店で。
この店はお菓子関係も美味しいのだが、予算の関係上、本日はケーキなし。
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by flauto_diritto | 2004-07-14 21:33 | 休憩時間 | Comments(0)

リサイタル

2004年7月 CD発売記念リサイタルツアー
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by flauto_diritto | 2004-07-06 12:38 | 音楽 | Comments(4)

Ch.Bizey 木下邦人

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2000年6月、木下邦人製作、Ch.Bizeyモデル。
a'=392。黄楊材(無着色)。
ダブルホール。オールドフィンガリング。


2001年9月におこなった演奏会「仏蘭西のリコーダー」でメイン楽器として使用した。
しかし、その後なかなか出番が無い。

頭部管によいトラ目が出ている。
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by flauto_diritto | 2004-07-05 20:06 | 楽器 | Comments(0)

Bressan 木下邦人

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1996年、木下邦人製作 ブレッサン・モデル。
黒檀+象牙
a'=415Hz モダンフィンガリング。

プラスチックでは有りません(^^

かなりオールマイティーな楽器。音量も有り、機能性も有る。
ヴォイスィングはオリジナル通りではありません。
2オクターヴ目が高めに調律されているのが音楽的に有利に作用する。
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by flauto_diritto | 2004-07-05 18:57 | 楽器 | Comments(0)

E.Terton 譜久島譲

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ソプラノ・リコーダーです。
1999年 譜久島譲製作、テルトン・モデル・
黄楊材,着色。a'=415Hz

テルトンは本来は高音域の発音に難がある楽器なのだが、それを嫌って、頭部管の内径を狭め ヴォイシングを改変してある。
その影響で、音色もテルトン本来の太くてホワイトノイズを含んだ柔らかさとは異なり、細く密度の高いものになった。

これらの改変は製作者と試行錯誤しながらおこなったのだが、結果、大変に上質の楽器に仕上がった。

ところが、改変したデータを計測保存していないので、フクちゃん(我々リコーダー奏者は譜久島氏のことを尊敬と愛情を込めてこう呼んでいる)がテルトン・ソプラノの注文を受ける度にこの楽器を製作者に貸し戻さなければならない。
フクちゃんはデータに基づいてではなく、勘と見た目でリコーダーを作るようなのだ。

今日もこの楽器は製作者のもとに戻った。(2004.7/30)
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by flauto_diritto | 2004-07-05 18:47 | 楽器 | Comments(2)