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演奏会「プリズム・バロック」

2024年 2月28日東京 と 3月1日福岡 に
バロック室内楽の演奏会をいたします
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 プリズム・バロック

カルテットとトリオソナタによるバロック室内楽


[日時・会場]

2024年2月28日(水)19:00開演(18:30開場)

日暮里サニーホール


3月1日(金)19:00開演(18:30開場)

ホテル日航福岡 チャペルプリエール


[出演]

リコーダー:小池耕平

バロック・オーボエ:本岡華菜

バロック・ヴァイオリン:保坂喬子

ヴィオラ・ダ・ガンバ:櫻井茂

チェンバロ:西野晟一郎


5種類の古楽器がプリズムのように多彩な響きを作り出します。時に協調し時に対立する、それぞれの楽器の個性が発揮されるアンサンブルです。


 フランスのクープラン、イギリスで活躍したベルギー人レイエとドイツ人ケラー、ドイツのバッハ、ファッシュ、テレマンと国際色豊かな作曲家たちの作品。

 全員で演奏するカルテット3曲と、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンの3種類の旋律楽器のうち2つずつの組み合わせによる全て異なる編成のトリオソナタ3曲をお届けします。


[プログラム]

F. クープラン/王宮のコンセール 第6番 変ロ長調

J. レイエ/リコーダーとオーボエのためのトリオソナタ ハ短調 Op.1-5

J. S. バッハ/リコーダーとヴァイオリンのためのトリオソナタ ト短調 BWV526

J. F. ファッシュ/四声部のソナタ 変ロ長調 FaWV N:B1

G. ケラー/ヴァイオリンとオーボエのためのトリオソナタ 第5番 変ロ長調

G. Ph. テレマン/四声部のコンチェルト イ短調 TWV43:a3


[チケット]全席自由

前売り:4,000円(当日:4,500円)


[インターネット・チケット販売]

2/28東京公演チケットはこちらから


3/1福岡公演チケットはこちらから


チケットはチラシ画像にあるQRコードからもご購入いただけます。


[お問い合わせ・お申し込み]音楽事務所アシスト Tel : 03-3304-9250

 E-mail : office_assist@ac.auone-net.jp


[主催]プリズム


[後援]新・福岡古楽音楽祭実行委員会

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# by flauto_diritto | 2024-03-01 19:00 | 音楽

プリズム・バロック 2024のプログラムノート

プリズム・バロック
カルテットとトリオソナタによるバロック室内楽

【東京公演】 2024 年2月 28 日
日暮里サニーホールコンサートサロン
【福岡公演】 2024 年 3 月 1 日ホテル日航福岡チャペルプリエール
後援:新・福岡古楽音楽祭 実行委員会

◇◆◇◆◇ プログラム ◇◆◇◆◇

F. クープラン(1668-1733)/王宮のコンセール 第 6 番 変ロ長調
François Couperin / Concert Royal No. 6 B♭ major
 Prélude - Allemande - Sarabande - Air de Diable - Siciliéne

J. レイエ(1680-1730)/リコーダーとオーボエのための トリオソナタ ハ短調 Op.1-5
John Loeillet / Trio Sonata for Recorder and Oboe C minor Op.1-5
 Grave - Poco Largo - Adagio - Andante - Allegro

J. S. バッハ (1685-1750) /リコーダーとヴァイオリンのための トリオソナタ ト短調 BWV526
(原曲:オルガンソナタ第2番)
Johann Sebastian Bach / Trio Sonata for Recorder and Violin G minor BWV526 (original : Organ Sonata No.2 )
 Vivace - Largo - Allegro

〜〜〜(休憩 20 分)〜〜〜

J. F. ファッシュ(1688-1758)/四声部のソナタ 変ロ長調 FaWV N:B1
Johann Friedrich Fasch / Sonata à 4 B♭ major
 Largo - Allegro - Grave - Allegro

G. ケラー(?-1704)/ヴァイオリンとオーボエのための トリオソナタ 第 5 番 変ロ長調
Gottfried (Godfrey) Keller / Trio Sonata No.5 for Violon and Oboe B♭ major
 Adagio - Allegro - Adagio - Allegro

G. Ph. テレマン(1681-1767)/四声部のコンチェルト イ短調 TWV43:a3
Georg Philipp Telemann / Concerto à 4 A minor TWV43:a3
 Adagio - Allegro - Adagio - Vivace

リコーダー/小池耕平
バロック・オーボエ/本岡華菜
バロック・ヴァイオリン/保坂喬子
ヴィオラ・ダ・ガンバ/櫻井茂
チェンバロ/西野晟一郎

[プログラムノート]
トリオソナタはバロック時代に特徴的な形式である。
ソナタという名前の楽曲が作られるようになった 1600 年頃、バロック音楽の初期にはさまざまな編
成のソナタがあった。「ソナタ Sonata」という名称はイタリア語の Sonare(奏でる)からきており、器
楽曲という意味である。現在「ソナタ」というと旋律楽器に伴奏が付くものやピアノソナタなど独奏ソ
ナタがまず考えられるが、当初は通奏低音の上に単数の旋律楽器を置いたソロ・ソナタよりも多数の旋
律楽器を用いる多声部のソナタの方が多く作曲されていた。その中でも、3声部のソナタ(トリオソナ
タ)は 17 世紀後半にソナタの主流になっていた。2つの旋律楽器を独奏的にも扱うことができ、全体
をひとつの合奏体としても扱いやすいという柔軟性の高さがトリオソナタ隆盛の理由かもしれない。
出来の良いトリオソナタがどういうものなのか、テレマンが自伝の中で述べている。
「・・・二つの上声部は、第二のパートがあたかも第一のパートを思わせるように作り、またバスは
自然なメロディで上声部と親密な調和を保ち、しかも一音一音が、まさにそれ以外ではあり得ないといっ
た動きをするように作曲した。そして、皆も、私がトリオソナタの作品で最高の力量を見せていると言っ
てほめてくれた。」
バロック時代の四重奏ソナタ(カルテット)も、トリオソナタと同様に通奏低音上に3つの旋律楽器
で編成されるもので、声部が増えた分だけ複雑さが増すことになる。

ルイ 14 世の晩年から 15 世の時代にフランス王室で鍵盤楽器奏者として務めたクープランのコンセー
ルはルイ 14 世の宮廷で演奏するために作曲されたもので、本日演奏する第 6 番はルイ 14 世の没後に出
版された続編『新しいコンセール集』に含まれている。コンセールは合奏曲という程度の意味である。
曲集のサブタイトルに「趣味の融合」とあるように、18 世紀初頭のフランスで流行した、フランス趣味
にイタリア趣味を混合した様式で作曲されている。この曲集は基本的には楽器の指定がなく、様々な楽
器の組み合わせで演奏することができる。本日は第1楽章プレリュードと最終第5楽章のシシリエンヌ
を3つの高音旋律楽器のユニゾンで、第2楽章オクターヴ跳躍のメロディが特徴的なアルマンドをオー
ボエ独奏、第3楽章の通奏低音の流れるような三連符リズムが珍しいサラバンドをヴァイオリン独奏、
「悪魔の歌」と題された非常に活動的な第4楽章をリコーダー独奏で演奏する。締めくくりが活発なジー
グ舞曲でなくゆるやかなシシリエンヌなのはフランス風。

レイエはベルギーのヘントにルーツがある木管楽器奏者の一族。ジョン・レイエは 1705 年頃にロン
ドンに移住し、木管楽器奏者としてまたチェンバロ奏者および教師として活躍した。オペラ座でオーボ
エ奏者として働くだけでなく、当時ロンドンで様々な演奏家がおこなうようになっていた自宅での公開
演奏会も開催していた。本名はジャン・バチスト・レイエだが、リヨンで活躍した同姓同名の8つ年下
のいとこ(通称ヘントのレイエ)と区別するためにも「ロンドンのジョン・レイエ 」と名乗っていた。
ヘントのレイエの作品が木管楽器のための独奏ソナタ集だけであるのに対し、ロンドンのジョン・レイエ
は木管楽器のソナタ集の他に、弦楽器も含むトリオソナタ集、チェンバロ曲集も出版している。
作品 1−5 のトリオソナタはイタリア風のグラーヴェ楽章に始まるが、第2楽章はフランス風のアル
マンド。短いアダージョ楽章を挟んで、リズミックなメロディと長い音のゆるやかな流れをオーボエと
リコーダーが交代しながら進むアンダンテ、そしてコンチェルト風の最終楽章へと進む。

J.S.バッハのオルガンソナタは長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの教育用に使われたと考え
られている。オルガンの右手と左手がそれぞれ旋律楽器、足鍵盤が通奏低音の役割を担ったトリオソナ
タの形で作られているので、2つの旋律楽器と通奏低音のために編曲して演奏されることも多い。本日
演奏するオルガンソナタ第2番はモーツァルトが第2・第3楽章を弦楽三重奏に編曲したことも知られ
ている。
このソナタは2つの独奏楽器を持つ二重協奏曲(コンチェルト)の形で作られている。第1楽章ではバッハ
が好んだ半音階的な進行が特徴的に聴こえてくる。天国的に穏やかな第2楽章は終わり際に少し
不穏な影を落とす。第3楽章はバッハお得意のフーガと協奏曲の融合。

今回のプログラム中現在の日本で最もよく聴かれている作曲家はファッシュである、と言ったら、そ
んな作曲家は聞いたことがないと怪訝な顔をされるかもしれない。ファッシュはテレマンやバッハより
少し年下でドイツの同じ地域で活動した作曲家だが、実際のところ名前が広く知られているとは言い難
い。しかし、ゴホンといった時の喉のお薬の TV コマーシャルで使われている音楽がファッシュ作曲の
フルートと2本のリコーダーのための四重奏曲ト長調 FaWV N:G1 なのだと言えば、みなさん納得して
いただけるのではないだろうか。
ファッシュは音楽の勉強のためにやってきたライプツィヒで、大学生だったテレマンが再組織した音
楽演奏組織コレギウム・ムジクムに参加している。このライプツィヒのコレギウム・ムジクムは後にこ
の地にやって来るバッハに引き継がれることになる。ファッシュのカルテット(四重奏ソナタ)変ロ長
調は先輩テレマンと同じく3つの旋律楽器を完全に対等に扱う様式で作曲されている。

ケラーについて詳しいことはわかっていないが、17 世紀末にはドイツからロンドンに移住してきてい
たと思われる。ロンドンでは鍵盤楽器奏者として作曲家として活動しただけでなく音楽教師としても有
能で、死後に出版された通奏低音の教本が有名である。
ケラーの残された作品は少ない。トリオソナタ集は6曲セットのものと8曲セットのものの2巻があ
り、本日演奏するのは8曲セットの方の第5番。リコーダーが流行していたロンドンの好みを反映して
か、リコーダーが使われている曲が多いが、この第5番ではヴァイオリンとオーボエが指定されている。
第1楽章はオーボエとヴァイオリンが全く異なる役割を持って対話する珍しい書式。リズミックなフー
ガの第2楽章。第3楽章はオーボエに始まるゆったりしたメロディをヴァイオリンがそのまま追いかけ
るカノン。最後の第4楽章は跳ねるリズムのジーグ舞曲。

テレマンは、先に引用した自伝中で、自分がコンチェルトよりもソナタ、ことにトリオソナタに向い
ていると思っており、トリオソナタの作曲に精魂を傾けたと述べている。しかしまた、テレマンが作曲
したカルテット(四重奏ソナタ)はトリオソナタに勝るとも劣らない名作揃いである。リコーダー、オー
ボエ、ヴァイオリンと通奏低音という編成のカルテットはト長調とイ短調の2曲のコンチェルトが残さ
れている。
軽くて内容が薄い作曲家だと誤解されやすいテレマンだが、今回演奏するイ短調のコンチェルトは
テレマンがいつも見せる豊かなメロディ性だけではなく、全体の構成においても対位法的にも旋律楽器の
異なる特性をそれぞれに生かす扱いにも、彼が超一流な作曲家だったということを示している。
第1楽章は一拍ずつ歩む通奏低音の上にさざ波のような十六分音符のメロディと点描のような八分音符
の分散和音の掛け合いの組み合わせで始まり、さざ波は次第に大きなうねる波となって絡まり合う。第
2楽章はコンチェルト的な要素を持ったフーガ。第3楽章は長調に転じて3つの旋律楽器が柔らかな下
降音形を投げかけあい、その会話は短い文節から単音へと縮小されていく。リトルネッロ形式で作られ
た第4楽章のテーマになるメロディはチェンバロ独奏用ファンタジア第8番でも使われている。テーマ
は出てくるたびに主奏の楽器を交代し、ソロは、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンの順に登場する。
(小池耕平)

リコーダー/小池耕平
福岡市生まれ。九州大学文学部西洋史学科卒業。大学在学中から演奏活動を始める。桐朋学園大学音楽
学部研究科(古楽器科リコーダー専攻)を 1989 年に修了。現在日本各地においてリコーダーのソリス
トとしてまたバロック室内楽アンサンブルで演奏会を行なっている。また、小学校の訪問演奏活動も続
けている。 2009 年の東京リコーダー音楽祭(読売新聞社主催)では 8 人のソリストの一人として出演。
2010 年 11 月ロンドン のヘンデルハウス博物館のライヴ・ミュージック・シリーズでヘンデルのリコー
ダーソナタ全曲演奏。2019 年 11 月スイス・ジュネーヴの「日本文化の秋」にてリサイタル。長らく東
京を拠点に活動していたが 2016 年秋より福岡在住。ALM Records より CD4種類リリース。

バロック・オーボエ/本岡華菜
福岡県出身。12 歳よりオーボエを始め、これまでに大倉安幸、和久井仁、北島章、青山聖樹の各氏に師
事。福岡女学院高等学校音楽科を経て、2021 年武蔵野音楽大学卒業。また高校在学中よりヒストリカ
ルオーボエに興味を持ち大学在学中の 19 歳よりバロックオーボエを三宮正満氏に師事。クセニア・レ
フラー、アルフレード・ベルナルディーニの両氏のマスタークラス等を受講。 現在、室内楽やオーケス
トラでの演奏、個人レッスンなどを福岡や関東を中心に行なっている。

バロック・ヴァイオリン/保坂喬子
桐朋学園大学音楽学部、トロッシンゲン国立音楽大学器楽科、室内楽科、古楽科修士課程及びザルツブ
ルグ・モーツァルテウム大学古楽科修了。南西ドイツフィルハーモニー契約団員を経て 2009 年に芸術
家ヴィザを取得。以来フリーランスとして欧州各地で演奏活動を行う。札幌 PMF、ドナウエッシンゲ
ン音楽祭、シュヴェッツィンガ―音楽祭、テューリンガー・バッハ週間、ザルツブルグ・モーツァルト
週間等に出演。2019 年より日本に拠点を移し、首都圏のオーケストラ、古楽団体の公演に参加。ドイ
ツでの演奏活動も継続する他、台湾、韓国に招聘されるなど、活動の場を広げている。

ヴィオラ・ダ・ガンバ/櫻井茂
学習院大学を経て東京藝術大学卒業。コントラバスを笠原勝二、吉川英幸、西田直文、江口朝彦、ヴィ
オラ・ダ・ガンバを大橋敏成、ローレンス・ドレフュスの各氏に師事。また藝大バッハ・カンタータ・
クラブにおいて小林道夫氏の薫陶を受ける。独奏者として国内各地及びイギリス、アイルランド、ノル
ウェー、アメリカ、韓国等で活動する一方バッハ・コレギウム・ジャパン等多くの古楽アンサンブルに
参加する。近年はヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル PRISM consort of viols を主宰しガンバコンソー
ト音楽に取り組んでいる。東京藝術大学、高知大学、慶応義塾大学非常勤講師を経て上野学園大学准教
授、延世大学音楽研究所特別招聘教授。

チェンバロ/西野晟一郎
桐朋学園大学古楽器科チェンバロ専攻を卒業。チェンバロ、通奏低音を有田千代子、上尾直毅、根本卓
也の各氏に、フォルテピアノを小倉貴久子氏に師事。
第4回フォルテピアノ・アカデミー SACLA(小倉貴久子氏主催)ではクラヴィコード、タンゲンテン
フリューゲルのコンサートと、クラヴィコードワークショップの講師を務め好評を博した。
アルル音楽教室チェンバロ講師。コンセール・エクラタン福岡チェンバロ奏者。新・福岡古楽音楽祭 2023
にて寺神戸亮氏と共演。

# by flauto_diritto | 2024-02-28 17:00 | Flauto diritto

リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ Live in ロビニアヒル

今年もまた室見のカフェ「ロビニアヒル」にてライヴをおこないます。


今回は、リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバの2人の組み合わせです。


12月2日(土)

・昼の部:14:30開演(14:00開場)スイーツとソフトドリンク付き

・夜の部:18:30開演(18:00開場)軽食とソフトドリンク付き(アルコール類は別途料金)


各回定員20名

チャージ:3,000円

【必ずお電話でご予約ください。090-8352-2171 ロビニアヒル(太田)】


リコーダーもヴィオラ・ダ・ガンバもルネサンスからバロック期に愛好された楽器です。

今回その時代の多彩な作品を演奏いたします。ロビニアヒルの美味しいものと一緒にお楽しみください。


演奏者:

リコーダー/小池耕平

ヴィオラ・ダ・ガンバ/櫻井茂


曲目:

・テレマン/二重奏曲 TWV40:107(忠実な音楽の師より)

     /パルティータ 第1番 変ロ長調 TWV41:B1 (小室内楽曲集より)

・モーリー/ファンタジア

 Il Doloroso 悲しみ、La Rondinella ツバメ、La Torello キジバト

・バッハ/プレリュード ト長調 BWV998より(ガンバ独奏)

    /2声のインヴェンション 1、2、5、11、10番 

・ブラヴェ/メヌエットと変奏&ロンドーのジグ(リコーダー独奏)


リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ Live in ロビニアヒル_a0012728_15293031.png


バッハのインヴェンションは元々鍵盤楽器のための作品で、ピアノで弾いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、今回は笛と弦の二重奏でお届けします。

ご参考までに、数年前の演奏会の動画でその中から2曲ご覧ください。

この時は曲によってヴァイオリンと一緒ヴィオラ・ダ・ガンバと一緒に演奏しましたが、

今回は両曲ともリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバの二重奏で演奏します。

https://www.youtube.com/watch?v=ThBo5KPx7gk


# by flauto_diritto | 2023-11-09 15:37 | 音楽

G. P. Telemann リコーダーとトレブルガンバ


7月に東京〜富山〜名古屋での演奏会に参加します。
福岡でも開催することが決定しました。
8月9日19:00開演(18:30開場)
ホテル日航福岡 チャペルプリエール
チケット発売は6/29からイープラスです。

「G.P.Telemann リコーダーとトレブルガンバ、通奏低音によるトリオソナタ」

東京を拠点に日本各地で活躍中のヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル「PRISM consort of viols」主催です。

出演:小池耕平(リコーダー)
   櫻井茂(トレブルガンバ)
   折口未桜(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   戸﨑廣乃(チェンバロ)
曲目:G.P.テレマン
   トリオソナタヘ長調、ニ短調、ト短調
   デュエット ト長調   他
     TWV42:F6, d7, g9, c2, F9  TWV40:107,111
詳細はアシストHP
(https://www.office-assist.jp/concertinfo.html)
をご覧ください。
各公演のお申込みは アシスト office_assist@ac.auone-net.jp まで。
【東京公演】
7月18日(月・祝)14:00開演(13:30開場)
会場:マリーコンツェルト(板橋区中板橋18-11)
入場料:一般 4000円 学生 2000円 全席自由
【富山公演】
7月30日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:日本キリスト教団富山鹿島町教会(富山市鹿島町2-2-10)
入場料:一般 3500円 学生 2000円 全席自由
富山公演は イープラス でもチケット販売しています。
【名古屋公演】
7月31日(日)第1回 14:00開演(13:30開場)/第2回 17:00開演(16:30開場)
会場:Enne_nittouren(名古屋市東区代官町26-20)
入場料:一般 3500円 学生 2000円 全席自由

【福岡公演】
8月9日(土)19:00開演(18:30開場)
会場:ホテル日航福岡 チャペルプリエール(福岡市博多区博多駅前2-19-3)
入場料:一般 3500円 学生 2000円 全席自由
福岡公演は イープラス でもチケット販売いたします(6/29より)

画像は富山公演のチラシです。

G. P. Telemann リコーダーとトレブルガンバ_a0012728_15135545.jpg
テレマン作曲のリコーダーとトレブル・ガンバと通奏低音のためのトリオソナタ全4曲+αです。(トレブル・ガンバは小さなサイズの高音域のヴィオラ・ダ・ガンバです)
これらの曲目は、トレブル・ガンバの代わりにヴァイオリンやオーボエで演奏されることが多く、原曲の指定どおりの楽器で演奏されることの方が珍しいかもしれません。
多種多様な楽器に精通していたテレマンですから、リコーダーとトレブル・ガンバそれぞれの特性をじゅうぶんに生かした曲になっています。
これらの曲目すべてをオリジナル編成で聴けるチャンスは滅多にないと思います。
というより全曲一気に演奏するのは演奏者も初めてです。
4曲あるテレマンのリコーダーとトレブル・ガンバのためのトリオソナタの他に、リコーダーとオーボエのためのトリオソナタを2曲(オーボエの代わりにトレブル・ガンバで弾きます)と二重奏曲を2曲(リコーダーとトレブル・ガンバ、トレブル・ガンバとバス・ガンバ)も演奏します。
トレブル・ガンバを弾く櫻井さんとは、20代後半に東京で演奏し始めた頃にしょっちゅうご一緒していましたが、その頃の櫻井氏はコントラバスとかバス・ガンバとか低音奏者でした。
30代になって疎遠になっていましたが、5年ほど前に富山でほぼ25年ぶりくらいにいっしょに演奏する機会をいただきました。その時の印象が良かったのか何なのか、今回お声がけいただいてまた一緒に演奏会をすることになりました。ただし、昔と違ってバス奏者ではない櫻井氏ですが。
是非ご来聴ください。


# by flauto_diritto | 2022-08-09 19:00 | Flauto diritto

(昨年4月からの延期公演)リサイタル「仏蘭西のリコーダー音楽」

2020年4月に延期いたしましたリサイタル「仏蘭西のリコーダー音楽」を
今年4月に開催することになりました。

昨年のチケットをお持ちの方はそのチケットでご入場いただけます。

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雑誌『音楽の友』4月号にインタビュー記事が掲載されました。
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2021年

4月2日(金)19:00開演(18:30開場)東京オペラシティ「近江楽堂」

前売4000円(当日4500円)


ご予約・お問合せ:
オフィスアルシュtel.03-3565-6771

チケット取扱い 
東京オペラシティチケットセンターtel.03-5353-9999
東京古典楽器センターtel.03-3952-5515

イープラス eplus



4月3日(土)16:00開演(15:30開場)酒田 ジョンダーノホール

酒田市富士見町3-2-3「くろき脳神経クリニック」内

前売3000円(当日3500円) 高校生以下1500円



ご予約・お問合せ

電話 0234-31-7151(くろき脳神経クリニック)

090-6252-6620(黒木)

http://kuroki-nc.jp/

院長ブログ



4月4日(日)15:00開演 (14:30開場)仙台中央音楽センター IVyホール

仙台市青葉区中央4-4-10

前売3000円(当日3500円)


ご予約・お問い合わせ

VC PlanningWoks 022-344-8441(武藤)

ハヤシチェンバロ製作所 090-5597-2504(林)

フラウト・ディリット flauto_diritto@icloud.com(小池)


チケット販売

イープラス eplus


4月9日(木)19:00開演(18:30開場)福岡あいれふホール

前売4000円(当日4500円)


ご予約・お問合せ:
オフィスアルシュtel.03-3565-6771

フラウト・ディリット flauto_diritto@icloud.com(小池)


チケット販売

イープラス eplus


(演奏会概要)

 フランスは木管楽器の国です。

 フランス人は木管楽器の音色こそがフランスの音楽を特徴づける重要なものだと考えています。今でもフランス製のフルート、オーボエ、クラリネット、サキソフォンなどの木管楽器は世界最高の品質を誇っており、フランス人の木管楽器の名手は世代を超えて連綿と輩出され続けています。


 この木管楽器の王国の始まりはバロック時代にさかのぼります。17世紀後半から木管楽器の製作・演奏・作曲に携わっていたオトテール Hotteterre 一族が、それまで合奏を目的に作られていたルネサンス型の様々な木管楽器を、独奏を主眼に置いたバロック型のものに作りかえたことによるのです。


 今回のプログラムでは、ヴェルサイユ宮殿のフルート奏者でローマ人というあだ名のあったジャック・オトテール作曲の組曲を中心に、オトテールと同じくルイ14世と15世に仕えた同僚の管楽器奏者 A.D.フィリドールと鍵盤楽器奏者 F.クープラン、パリのオルガン奏者 A.ドルネル、オトテール家と姻戚関係にあったミュゼット(小型バグパイプ)奏者 N.シェドヴィルの作品を取り上げます。


 共演は日本を代表するチェンバロ奏者、曽根麻矢子です。フランスでも高く評価されている彼女がほんの少し鍵盤に触れるだけでフランスの風が吹いてきます。


(プログラム)

A. ドルネル:組曲 第1番 ト長調 Op. 2 より(1711)

Antoine Dornel : Suite No.1 G major from Op. 2


N. シェドヴィル:ヴィヴァルディの「忠実な羊飼い」ソナタ第6番 ト短調(1737)

Nicolas Chédeville : Sonata No. 6 G minor from “ Il Pastor fido” attributed to Vivaldi


J. オトテール:

Jacques Hotteterre le Romain :

組曲 ト短調 Op. 5-1(1715)

Suite G minor Op. 5-1

組曲ソナタ ニ長調 Op. 5-3(1715)

Suite Sonata D major Op. 5-3


F. クープラン:オルドル第14番「恋するうぐいす」「勝ち誇るうぐいす」(1722)

François Couperin : Ordre No. 14, Rossignol en amour, Rossignol vainqueur etc.


A. D. フィリドール:リコーダーのためのソナタ ニ短調(1712)

Anne Danican Philidor : Sonata for Recorder D minor


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# by flauto_diritto | 2021-04-09 19:00 | 音楽